FXには、いい思い出がない。始めた直後、あっという間に数十万円の資金を吹っ飛ばしたからだ。
それ以来、スワップ金利目当ての長期保有目的で細々とポジションを持つ以外、FXはあまり真剣にやったことがない。
最近、仮想通貨が大騒ぎになっていて、これまで「怪しい」と思って手を出さずにいた私も、ようやく参戦することにした。
いやあ、すごい。
以前、中国株ブームの時、1ヵ月で資金が10倍になったことがあるが、ビットコインはたった数日で価値が3倍以上になってしまうこともある。
残念ながら私自身は現在、あまり資金がないので、すでに値上がりしてしまったビットコインの現物を買うだけの資金はあまりない。
細々と 0.1BTCずつでも買っておくかと取引会社に口座を開いてみたら、なんとビットコインのFXトレードができるではないか!
まあ、仮想通貨というくらいだから「通貨」なわけだし、証拠金取引ができても不思議はないわけだが…
で、何がスゴイかというと、ビットコインの値動きの激しさである。いわゆる「ボラティリティ」というヤツだ。
平気で1日数十万円単位は上下する。ということは…
そう、レバレッジをかけて値動きを利益にできるFXにとって、これはおいしい通貨なのだ。もちろん読み違えれば、損失もその分、大きくなるが。
ビットコインのFXトレードは、1通貨あたりのレートが大きすぎて読みづらいので、慣れるまで時間がかかった。
保有する通貨単位と、ストップロスを入れる金額の計算が面倒くさい。
たとえば…
1通貨(1BTC)あたり2,000,000円に対して、資金5万円としたら、保有ポジションは 0.05BTCくらいからはじめてみる。
0.05 x 2百万円 = 10万円をレバレッジ10倍として、必要保証金は約10,000円だ。
たった1日でも平気で数十万円上下する。仮に30万円の値動きが取れれば、300,000 x 0.05通貨単位 = 1.5万円の利益である。結構いいではないか。
さらにビットコインFXのいいところは、どうやら土・日も含めてほぼ24時間365日、取引が行われているようなのだ。
平日日中は会社で働くサラリーマンにとって、通常のFXトレードができるのは、平日の夜から朝までの時間しかない。
しかしビットコインのFX市場は、土・日でもずーっと開いている。休日をまるまるつぶせば、それだけでも十分トレードが成り立つのだ。
というわけで、ビットコインFXは、取引時間が限られていて、資金も少ないサラリーマンには、なかなかおもしろい投資だと思う。
ただ、値動きが荒いので、調子に乗って資金を飛ばしてしまわないよう、気をつける必要はあるが。
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