ビットコインに関するニュースが世を賑わせている昨今、CBOE・CMEによるビットコイン先物取引が開始された。これまで個人投資家中心だったビットコイン市場にも機関投資家が参入してくることになった。
こうした市場参加者の急増もビットコイン取引過熱の要因ではあるが、「フォーク」と呼ばれるビットコイン分裂による新規通貨の付与もまた影響していると言える。
8/1の分裂でビットコインキャッシュ(BCH)、10/24ビットコインゴールド(BTG)が誕生した。
ビットコインキャッシュ(BCH)は2017年12月20日現在、1BCH=25万円を突破している。8/1時点でビットコインを1BTC保有していた人は、ビットコイン自体の値上がり利益以外に、ただで25万円のビットコインキャッシュを手にしたことになる。
こうしたビットコイン分裂(フォーク)は、今後も引き続き予定されており、そのたびにビットコインを保有していれば、何もせずにそれと同じ数量の仮想通貨を手に入れることができる。
年末年始に予定されている、ビットコインの分裂(フォーク)は、以下のとおり。
– 12月19~20日:ライトニングビットコイン(LBTC)ブロック:499,999
– 12月24日:ビットコインゴッド(GOD) ブロック:501,225
– 12月31日:ビットコインウラニウム(BUM) 分裂ブロックは未定
– 1月2日:ビットコインキャッシュプラス 分裂ブロック未定
– 未定:ビットコインシルバー
最新ブロックはこちらで確認できる。
残念ながら、ライトニングビットコイン(LBTC)はすでに付与されてしまったが、その他の分裂については、まだ間に合う。
ただし、すべての取引所がビットコイン分裂(フォーク)による新規仮想通貨の付与に対応しているわけではないので、注意が必要だ。対応していても、取引所によっては一部の付与しかおこなわない場合もある。
年末年始に予定されている分裂(フォーク)と新規通貨付与に、すべて対応すると現時点で表明しているのは、Binanceである。
私自身も試しに登録してみたが、驚いたことにメールアドレスを登録するだけで、5分もあればビットコインの預け入れが可能になる(身元証明登録なしで入出金できるのは、一日あたり2BTCまで)。
ウォレットからビットコインを送金することもできるが、もしまだビットコインを持っていなければ、国内の取引所でビットコインを購入し、そこを経由してBinanceに送金すればいい。
Binanceの口座開設手順と、国内取引所であるbitFlyerを経由してビットコインを送金する手順を紹介しておく。
Binanceの口座開設手順
bitFlyerの口座開設手順
いったん、binanceの口座に ビットコインを保管してしまえば、既定のブロック数に達して分裂が発生したとき、新規仮想通貨が付与される。何もしなくても、保有しているビットコインと同数の新規通貨が口座に突然、生まれるわけだ。
現在、20万円以上の値をつけているビットコインキャッシュも、元々はこうして付与されたものに過ぎない。ということは… 年末年始の分割で付与される新規通貨も、値上がりする可能性はある… ということだ。
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